一条工務店で建てられる家の断熱性能(UA値、C値)紹介と我が家のUA値

これまでの記事で断熱性能の基礎知識について紹介してきました。
この記事では、私が契約した一条工務店で建てられる家(i-smart2、グランセゾンなど)の断熱性能(UA値、C値)と我が家の断熱性能を紹介します。

断熱性能ってなに?家の性能の基礎知識
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断熱性能の基準について(断熱等級・HEAT20編)
断熱性能の基準がないとどのくらいの断熱性能目指せばいいかわかりませんよね。 今回は国や一般法人が出している指標と私が個人的に思う必要な断熱性能について紹介していきます。

一条工務店の断熱性能

一条工務店の断熱性能は工法によって大きく 2種類に分けられます。

  • 外内ダブル断熱工法(i-smart、i-cube)
  • 夢の家I-HEAD工法(グランセゾン、セゾンF、ブリアール)

外内ダブル断熱工法(2×6工法)i-smart、i-cube

こちらの工法は外内ダブル断熱工法となっていますが、一般的には「2×6工法」になります。
2×6工法の特徴としては「高い耐震性能」を挙げることができます。
2×6工法の耐震性能については別の記事で今度紹介したいと思います。

外内ダブル断熱工法の断熱性能

一条工務店の外内ダブル断熱構法の断熱性能は以下の通りになっています。

UA値:0.25 C値:0.59

文句なしの断熱性能です。
6地域なら標準仕様でHEAT20 G3を満たす数値になっています。

外内ダブル断熱工法の特徴

外内ダブル断熱工法の特徴はなんと言ってもその断熱性能(UA値:0.25)になります。
外内ダブル断熱工法は内断熱と外断熱の組み合わせることにより、高い断熱性能を実現しています。

内断熱

内断熱とは柱の間に断熱材を詰めるように配置します。
内断熱は一般的な工法となっているため、多くのハウスメーカー・工務店がこちらの内断熱を採用しているようです。

外断熱

外断熱とは柱の外側から断熱材で包み込むように配置します。
外断熱は家全体を断熱材で覆うことになるため、断熱・気密性能を内断熱に比べて高くしやすいというメリットがあります。

外断熱のデメリットとしては、内断熱よりもコストがかかってしまう傾向にあるようです。

夢の家I-HEAD工法(木造軸組構法)グランセゾン、セゾンF、ブリアール

こちらの工法は一条工務店内の商品名は夢の家I-HEAD工法となっていますが、一般的には「木造軸組構法」という工法になります。

夢の家I-HEAD工法の断熱性能

夢の家I-HEAD工法は内断熱のみが採用されているため、外内ダブル断熱工法に比べて若干断熱性能は落ちます。
夢の家I-HEAD工法は 断熱性能は以下の通りになっています。

UA値:非公表 C値:0.61
夢の家I-HEAD工法のUA値は公表されていませんが、他のブログを見ると0.35前後の方が多いようです。

このUA値は6地域であればHEAT20 G2を満たす数値になっています。
私はi-smartとグランセゾンで迷ったのですが、6地域に住んでいたらグランセゾンを選択していたと思います。

夢の家I-HEAD工法の特徴

夢の家I-HEAD工法の特徴は2×6工法に比べて間取りの自由度が高いことです。
2×6工法では耐力壁が必要になる間取りでも夢の家I-HEAD工法では必要なくなる場合などがあります。
総二階縛りもなくなるため、間取りの自由度は1階を大きく、2階を小さくすることもできます。

また、天井高は2650mmになり、開放感も出しやすい工法となっています。

断熱性能を多少犠牲にしても間取りの自由度が高い家を建てたい方は夢の家I-HEAD工法がおすすめになります。

我が家のUA値

一条工務店に限らず、ハウスメーカーでは家を新築する際にZEHの申請などをするため、UA値などを計算しています。
最終仕様確認の時に確認させていただき、我が家のUA値が判明しました。

そんなな我が家のUA値は「0.23」になりました。
一条工務店が公表しているUA値より低い数値になっていますね。

我が家の建築予定の4地域でHEAT20 G3が達成できたので満足いく結果となりました。

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