アンテナはどうする?屋根裏設置の記録

アンテナを外付けすると外観の見栄えがちょっと悪くなりますよね。
外観に溶け込むデザインアンテナもありますが、アンテナのいらない「ひかりTV」もありなのではないか?と調べ始めたのが、屋根裏にアンテナを設置することになったきっかけになります。

衛星放送の電波は障害物で遮断されてしまうため、BSアンテナを室内に設置することはできません。
この記事では地デジアンテナの室内設置を記事にしています。

一条工務店のアンテナ設置工事

一条工務店では標準で地上波とBSのアンテナ線が外部に敷かれていて、見積もりにアンテナ工事費が載っています。
私の場合、アンテナ工事費は約12万円でした。

12万円ってめっちゃ高くない…?と思ったのを覚えています。
自分で設置するにも屋根に取り付けるのは難易度高いし、以下のような別業者に頼むことも選択肢として考えました。

外部の業者に頼んだほうがかなり安く仕上がりそうですよね…。

太陽光パネルとの相性

地デジの電波を太陽光パネルが遮断してしまうため、太陽光パネルの下にアンテナの設置は相性はよくありません。
検討を始めた当初は屋根裏へのアンテナ設置はできないと考えていました。

色々調べてるうちに太陽光パネルのついた屋根裏にアンテナを設置している人を発見。
どうやら壁などを通して電波を受信できているようでしたので、

アンテナ設置の前準備

アンテナを屋根裏に設置するにあたり、必要なものになります。

電波強度の確認

中電界以上の地域であれば、屋根裏の設置でも問題なく電波が受信できるようです。
こちらのサイトなどを参考に判断しました。

A-PAB 放送エリアのめやす
地上デジタル放送の受信エリアのめやすの検索ができます。都道府県や郵便番号、住所等による検索が可能です。

アンテナ設置業者に測定してもらうことが一番間違いないですが、
わが家は電波塔から4km程度の距離だったため、たぶん大丈夫だろうということで進めました。
ダメだった場合も想定して進めたので、特に不安はありませんでした。

3.5寸屋根

一条工務店での屋根は3.5寸屋根でなければ、アンテナを設置する十分なスペースを取ることができないため、3.5寸屋根が必須になります。
一条工務店以外で検討中の方は、屋根裏に人が入れるほどの十分なスペースが確保できるか確認が必要です。

屋根裏へのアンテナ配線

アンテナ配線がなければ、アンテナを設置することはできいません。
わが家では電気図面の段階で、屋根裏にアンテナ線を引いてくださいと設計士さんにお願いしていました。

天井点検口にTVと載っているのが確認できますが、これがアンテナ線の引き込みのようでした。

設置するアンテナ

こちらは近所の家電量販店にて7000円程度で売っていた八木アンテナを購入しました。
購入するアンテナの条件として、点検口を通ればどのアンテナでもよいですが、見た目を気にする必要がないため、デザインアンテナより電波をよく受信する八木アンテナのほうが良いかと思います。
八木アンテナのほうが安いですしお勧めです。

屋根裏に入れる高さの脚立

これは実家で木の剪定作業で使用する脚立を所有していたので、室内に傷をつけないように脚を段ボールで加工して使用しました。
購入する場合は、ネットで探す限り約1万円程度で購入できるようです。

外部へのアンテナ配線

もし屋根裏で電波が受信できなかった場合の保険として設置しておいたほうがいいです。
わが家も外にアンテナ線を敷いています。

アンテナ設置

屋根裏に入る際は落下の恐れもあるので、必ず2人以上での作業をお勧めします。
私も降りるときに危ない思いをしました…。

屋根裏への侵入

まずは点検口を開けます。マイナスドライバーを使って開けることができます。

天井の断熱材が見えてくるのでこれを下に引き抜きます。

かなり分厚い断熱材が入ってました。しかも2枚。
こんな分厚い断熱材が入っているとそりゃ家の中の暖かさは保てますよね。
引き抜くと同じような断熱材が見えるので、今度は上に押し上げると屋根裏に入れるようになります。

これで屋根裏への侵入は成功です。
木のバリや釘などがむき出しになっている可能性もあるので、靴を履いて屋根裏に入ることをお勧めします。
私も上るときに少し手を切ってしましました💦

アンテナ設置

電波強度が一番高くなる場所でアンテナを固定します。
TVで電波強度を確認しながら一番電波強度の強い場所を探る作業になります。
また、電波強度が弱い場合はブースターの設置も検討していましたが、十分な電波強度があったため必要はありませんでした。

わが家の失敗

失敗というほどでもないのですが、まずはこの間取り図をご覧ください。

点検口が外壁にかなり近いんです。
一辺が壁となってしまうため、上り下りがやりにくい状況となってしましました…。

点検口は外壁から少し離したほうが確実に上り下りがしやすいので、上がる予定がある方は少し外壁から離すことをお勧めします。

まとめ

自分でアンテナを屋根裏に設置するメリットとして
 ・外観がすっきりする
 ・台風などによる故障の心配がなくなる
 ・アンテナ設置費用が節約できる
が挙げられます。

アンテナ設置費用は一条工務店から出てきていた見積もりだと12万円となっていたので、地味に大きい節約となりました。
また、固定の仕方についても屋根裏は固定できそうな箇所も多いため、外にアンテナを設置するより難易度は高くないと思います。
正直、電波さえ入れば固定しないで置くだけでもいいと思ってます。

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